この本について
タイトル:運動脳
著者:アンディシュ・ハンセン
出版社:サンマーク出版
発売日:2022年8月12日
読もうと思ったきっかけ:最近なんとなく物覚えが悪かったり、言葉がすぐに出てこなかったり頭の衰えを感じている(27歳)。また昔からネガティブで精神的に弱い部分があり、それらを改善しようと常々思っていた。そんな中、運動によってそれらの悩みを解決できるというこの本の謳い文句に惹かれた。
要約と感想
まずとにかくこの本で言われていることは、記憶力や集中力、精神力など脳を鍛えるためには何よりも運動が効果的であるということ。
そしてその運動の強度としてはランニングやサイクリングなどの有酸素運動を30分、週3回が望ましいとしている。
まず、自分が最も改善したいと考えているストレスについて。
脳が何らかの脅威を感じると脳の下垂体が刺激され、ホルモンを放出する。そのホルモンによって副腎からコルチゾールというストレスホルモンが放出される。
これがストレスの発生機序である。
ちなみにランニングやサイクリングなど心拍数の上がる行動をすることでもこのコルチゾールは分泌される。
この運動によるコルチゾールの分泌を日常的に行うことによって、ストレスのかかる場面に遭遇した時のコルチゾールの分泌が抑えられるのだとか。
要するにストレスに対応できるよう脳を鍛えることができるのである。
さらに運動によってBDNFという物質が生産される。
BDNFは脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種で、神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進する物質として知られている。
このBDNFの増加によって記憶力や認知機能が向上し、学習や仕事の能率アップにつながると言われている。
現代において、勉強や仕事の能率アップ、そしてストレス耐性はかなり強力な資質であると感じる。
これを運動によって後天的に手に入れられるのであればやらない手はない。
まとめ:人生を好転させる一冊!
この本では、脳のためには運動が大切であるということが口酸っぱく述べられています。
脳を良くすることは将来の可能性を存分に広げることにつながると思います。
運動によって未来が好転するのであればやるしかないですよね!
僕はこの本を読んだ日からランニングを始め、今のところなんとか続けられています。
なんとな〜くですが運動をしていなかった頃と比べると、人と会うのが楽しかったり心身ともに疲れにくいような気がしています。
著者曰く効果が現れるのは数ヶ月後らしいのでプラセボかもしれませんが笑
みなさんもこの本を読んで素敵な未来を目指しましょう!
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