【読書記録】読書脳(樺沢紫苑)

目次

この本について

タイトル:読書脳
著者:樺沢紫苑

出版社:サンマーク出版
発売日:2023年8月31日

読もうと思ったきっかけ
元々樺沢紫苑先生の著書である「言語化の魔力」という本をインスタグラムで見かけて読んでみようと思っていたけれど、Amazonの関連本のところにこの本を発見。
この本の紹介文にある「記憶に残らない『つもり読書』は時間の無駄!」というフレーズにギクリとした。
今までも読書はしてきたものの覚えていないことも多く、これを機にまずは本の読み方から勉強し直そうということで購入した。

要約と感想

この本は、本の選び方から読み終わった後の行動まで「読書の方法」について科学的根拠に基づいて説明してある。
自分を含め、読書を始めようとしている人、読書の効果をイマイチ感じきれていない人にはぴったりの内容であると感じた。

まず読書をする以前に頭に置いておく考えとして、「情報と知識は別のもの」であるということ。
情報とは事実であり、知識とは事実の積み重ねから吸い上げられたエッセンスであると著者は言う。
情報は1年後には古くなっているが、知識は10年経っても古くならず利用可能である。
ネットでなんでも調べられる時代だが、そこから得られるのは情報であり、知識を与えてくれるのが本である。

この本から得られた知識によって人間関係、お金、健康などあらゆる悩みを解決することができる。
自分が直面している問題はこの人類史上初の問題なのだろうか。
答えは当然否で、これまでも同じような悩みを抱えた人がいてその解決方法がある。
本はその他人の解決方法をわかりやすく教えてくれる教科書なのである。
悩みを一人で解決する時間と労力を考えれば、読書に費やすお金と時間は遥かに少なく効率が良い。
これが読書の最大のメリットと言える。
ただ、読むだけでは意味がなく読書によって得た知見を実践してくことが必要であると感じた。

本を読むときのキーワードは「アウトプット」と「スキマ時間」。
アウトプット、さらに言えばSNSなど外部に発信することを想定して読書をすれば、下手なことは言えないためより内容を覚えるようになるらしい。
確かに今この本をアウトプットしているけれどアウトプットのためには思い出す作業が必要で、思い出すためには覚えておくことが必要で、全てを覚えることは難しいので自分のタメになったこと、大事だと思ったことを探しながら読めた気がする。
今回初めてこのブログで読書記録を書いているけれど、アウトプットを想定して読書をするのはなかなか頭を使う。
今までの読書がどれだけやったつもりになっていたのかがよくわかった。

そしてスキマ時間を活用すること。
人間の脳が集中力を続けられる時間には限界がある。
さらに作業の始めと終わりのそれぞれ5分間に集中力はアップする。
この辺はなんとなく体感した覚えがある。
このことから記憶に定着する読書をするためには短い時間で何回も行うことが効率が良いということが言える。
つまり電車の待ち時間や移動時間など15分程度のスキマ時間を活用することが記憶の定着につながるのである。

そして僕が最も納得した内容は、本の選び方である。
まず本を選ぶときに目的を持って本を探すことが大切であるということ。
そして目的にあった本を見つけたら次は自分はどのレベルの知識を求めているかを決める。
自分の目的・レベルに合った内容であれば理解が進み、より記憶に定着するらしい。
今まで自分はまず人気の本から探していたけれど、人気だからといって自分が求めているものかどうかは定かではないため、目的をはっきりさせて本を探そうと思った。

個人的には読書のメリットや本の選び方から書いてあるため、読了後すぐに書店に向かいたい衝動に駆られた。
これからの読書を楽しみにしてくれる一冊であった。

まとめ:これから読書を始める方におすすめの一冊!

この本はこれから読書を始めようと考えている方や読書をしているけれどイマイチ身についていない方に読んで欲しい一冊です。
今回紹介した内容は、極々一部となっており他にも様々な読書の方法が科学的根拠に基づいて書かれています。巻末には樺沢先生おすすめの本も紹介してありますのでご興味のある方は「読書脳」ぜひご一読ください。

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